Wednesday, February 10, 2010

感情をコントロールするコツ

今日は感情のコントロールや、プラスの解釈をする上で
役に立つコツみたいなものの話をしてみたいと思います。



これは、リーダーシップのコミュニケーションでも
役に立ちます。



そのコツは何かと言うと、

ほどよい”非当事者意識”です。



非当事者意識ってわかりますか?



9ステップを受講された方はご存知だと思いますが、
非当事者意識というのは、第三者的な目で
自分や自分の立場を見ることです。



通常、人は大変な状況に巻き込まれたときと言うのは
完全に当事者意識で物事を見ています。



当事者意識になっていると、自分ごととして
捕らえているので、つい感情に振りまわされてしまいます。



これがポジティブな感情であれば良いのですが、
マイナスの感情に支配されてしまうと、
そこから抜け出すのは難しく、プラスの解釈や感情の
コントロールをしようと思っても難しくなります。



だから、このとき、一旦、自分を客観視できる非当事者意識に
切り替えて状況を見てみるのです。



そうすると、当事者意識のときとは違った解釈が
できるようになります。



『でも、当事者意識とか、非当事者意識とか、
そんなに都合よく切り替えできない。』

という方もいると思います。



そんな時に役に立つのが、自分への質問です。

他人の目で見るような質問を自分に投げかけるのです。

『相手だったら、どうするだろうか?』
『尊敬するあの人だったらなんて言うだろうか?』
『こうした状況に強いあの人ならどうだろうか?』

と言った感じです。



こうした質問を投げかけるだけでもいろんな答えが出てきます。



あとは、そうしたバリエーションを増やすために
日頃から参考経験や参考情報を仕入れておくのも良いでしょう。



いろんな本を読んだり、映画を見たりするのは、
様々な状況に対応するための参考情報としてすごく役に立つし、
発展途上国などを旅するのも役に立つと思います。

そして、このほどよい非当事者意識は、
他人を導く時にも役に立ちます。



まず、ネガティブになっている人を導くのに、
その人とラポールを取るためにその人の話を聞き、
共感する必要がありますが、ここで感情移入しすぎてしまうと、
一緒にネガティブな感情に巻き込まれることもあります。



そうなると、相手をプラスに導いたりする事は
できなくなります。

ですので、そういうときにほどよい非当事者意識で話を聞き、
相手に巻き込まれないようにするのです。



ぜひ、このほどよい非当事者意識をマスターして、
感情のマスターになって下さい。



もちろん、うれしい時は完全当事者意識でプラスの感情を
思いっきり自分の中に刻み込んで下さい。

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