Sunday, February 7, 2010

運とは?

「目に見えない、得体の知れない『運』を、
いったいどうやってセルフ・マネージメントするのだ?」

と思われる方もいらっしゃるでしょう。



また、「運」をマネージメントするという考え自体に、
天地自然の法則を人間のエゴでコントロールするような印象を受けて、
「不遜だ」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

ここで言う「マネージメント」とは、
「人間の頭脳による管理」という意味での
「マネージメント」ではありません。

「自然法則に則った管理」という意味です。


人は本来、自然法則に則った生き方をしていれば、
健康で幸福な人生を送ることができるようになっています。


つまり、「自らの生を自然法則の管理下におく」ことによって、
「自然法則に支援される人生」は実現するのです。



■そもそも「運」とは何なのでしょうか。

私の定義では、「運」とは
「自分の思いが実現する好ましい状況を創るもの」
のことです。


その正体を難しく表現するなら、
「目には見えない情報を持ったエネルギー」
と言えるかもしれません。



■「宿命」とは、この世に生まれる前から、
すでに決まっている人生の筋書きです。

いま私たちが生きている「時代の波」も、
あらかじめ定められた一つの「宿命」と言えます。


「運命」とは、自分の行動や選択、
また自分を取り巻く環境、
状況によって後天的に生まれた人生の波です。


人生は、この「宿命」と「運命」の
重ね合わせによって展開していきます。


思いがけない人生の筋書きに遭遇したとき、
多くの人は「これも運命だから、仕方がない…」と考えますが、
これは正しい発想ではありません。

なぜなら、「運命」は定められているものではなく、
むしろ行動によって、
自ら変えていくことが可能だからです。

つまり、「運命」は、自らの意志で変えていくことができるのです。



■ポジティブな感情を抱いているとき、
人は頭脳明晰になり、行動も洗練されます。

「心のシステム」や「危機回避システム」も、
スムーズに働きます。


結果として生産性が高まり、
ステキな偶然(セレンディピティ)が起こるようになります。

これが、いわゆる「ツイている」状態です。

ポジティブな感情は、
「脳」の状態を「快」にすることが必須条件です。


「脳」の状態を「快」にする、もっとも簡単な方法は、
「脳」に多大なる影響を及ぼしている、
あなたを取り巻く「環境」を変えることなのです。



■「環境」が「脳」に与える影響は絶大です。

たとえば、仕事が捗らないと思ったら、
机の上を整理整頓してみてください。

それだけで、すっきりした気分になって、
行動的になるはずです。

「環境」を変えれば、「潜在意識のプログラム」は書き換わり、
あなたの行動も変えることができるのです。

また、落ち込んだとき、「元気を出そう」と頭で思っても、
なかなか元気を出すのは難しいものですが、
「環境」を変えれば「意識」は変わります。

「脳」はそれほど単純なものなのです。



■人と人が集まり、「摩擦」があるところに、
良い「運」は集まります。

人がたくさん集まる場所には「運氣」が集まるのです。

たとえば、今よりも「運を良くする」ためにお勧めしたいのは、
「ライバル」を見つけ、その人と「摩擦」を起こすことです。

あなたが今取り組んでいる仕事や事業について、
競合する相手や互いに切磋琢磨できる相手を見つけるのです。


「運」は「摩擦」によって生じるという性質があります。
たとえば「摩擦」によって生まれてくるものには、
「熱」があります。


「摩擦」があるから熱さが生まれる。

それは心の熱さでもあるのです。


熱さはエネルギーです。
それが人を成長させる力となります。



■人はだれでも「運」という
目に見えないエネルギーを蓄える器をもっています。

その器の大小を決めるのは、
その人の人間的器、すなわち「人間力(人徳)」です。

「人間力(人徳)」を高めることが重要なのは、
人から応援されるようになるだけではなく、
それによって「運」を蓄える器を大きくすることができるからです。

「運を使い果たす」という言い方をすることがありますが、
日ごろから「運」を蓄えておくことを心がける必要があります。


何か悪い出来事が起こるときも、
実際はいきなり起こるわけではありません。

蓄えていた「運」をいろいろな理由で使い果たし、
マイナスに転じたときに悪いことが具現化するのです。

その場合、最初は小難が起きてきます。

それでも気づかずに「運」を浪費していると、
やがて中程度の災難がやってきて、
最終的には大難がやってくる。


そういう具合に、徐々に、段階的にやってきます。

逆に良い出来事も、
いきなりやってくることはありません。

コツコツと「運」を蓄えていき、
器一杯になって溢れ出るようになったとき、
幸運な出来事が具現化します。



■「運」は蓄えることができるという観点で言えば、
何よりも大切なことは、
自分が蓄えることのできる「運の総量」を大きくすることです。

たとえ良い「運」をたくさん集めても、
それを蓄える器が小さければ、
すぐにいっぱいになり、「運」を集めることはできません。

「運の総量」を大きくするには、
自分の「意識」と「人間性」を高め、
「人間としての器」を大きくすることです。



■「運」を運んできてくれるような人間関係を、
一般に「人脈」と言います。

人脈には三つの種類があり、
私は「財脈」「運脈」「徳脈」と呼んでいます。

財脈…「財脈」は、お金に関する「運」、「財運」を良くする人脈です。
「財運」は自分より収入の高い人とつきあうことで高まっていきます。

運脈…「運」全体を引き上げてくれるような人脈を「運脈」と呼びます。
自分よりも圧倒的に「運」が良いと思う人とつきあうことで、
「運氣」を高めることができます。

徳脈…「徳脈」は、自分の精神性を高めてくれる人脈です。
自分よりも心が純粋な人、意識の高い人、
徳の高い人とおつきあいすることで、自らの精神性も人徳も高まり、
人としての器が大きくなります。


しかし、そういう人とつきあいたいと思っても、

自分自身に魅力がなければ、
自分より優れた人に「もう一度会いたい」と
思ってもらえません。

あなた自身が、「もう一度会いたい」と思われるためには、
「情報」「気づき」「元気」のどれか一つを
与えられる人になることです。


情報…有益でホットな情報を提供する

気づき…ヒントや気づきを与える

元気…他人を元気づける


この三つのどれかをもっている人は、
人脈を引き寄せることができます。

与えることで、あなたの「運」も良くなるのです。



■謝ること、反省することを習慣にしてしまうと、
「潜在意識」の中に「またうまくいかなかった」という気持ちが、
どんどんインプットされてしまうのです。

ツイていない人は、昔叱られたことや、
古い失敗をいつまでもよく憶えているのです。


そういう人からは「運」が逃げます。

「運」を味方につけたいと思ったら、反省はほどほどにして、
嫌なことは早く忘れてしまいましょう。


反省などしない人のほうが、じつは「運」が良くなるのです。
嫌なことをする忘れられる人ほど、
良い「運」が早く巡ってきます。



■どんな相手に対しても言えることですが、
自分から先に与えなくては、
何も得ることはできません。

「ほしい、ほしい」という態度は「運氣」を失うと、
覚えておいてください。


頼み事はせず、反対に何か頼まれたら、快く協力し、
見返りを期待しないで相手の力になるよう努力しましょう。


「与えることは愛だ」と、私はいつも言っています。

私はいつも、会ってみたいと思う人がいても、
「自分がその人に何が与えられるかが明確になるまで、
会うのはやめておこう」という意識でいます。


何事にも時期があって、
その人に対してどんな力になれるのかが分かったときが、
相手に会うべきときなのです。


それがわからないまま会いに行っても、
足手まといになるからです。

それでは「運氣」をなくすことになります。

相手の望んでいるものを提供することから
「人脈」ははじまります。

その与えるものとは、お金かもしれず、情報かもしれず、
あるいは単に気のおけない会話かもしれません。

いずれにしても、会うたびに相手に喜びを与えられれば、
その「人脈」は確固としたものになっていくでしょう。

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