12月20日(日曜日)
ひすい、大阪で大変なことになりそうです。
詳細は最後のひすいNEWSで。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━3秒でHappy?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━名言セラピー
注意!
以下の文章を読むと、どんな逆境にも、いいわけができなくなる恐れがあります
。
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ヘレン・ケラー
アメリカの社会福祉事業家の物語。
ヘレンケラー1歳9ヵ月のときです。
原因不明の高熱と腹痛におそわれ重体。
耳と目をおかされ光と音の世界から完全に隔離。
「見る」「聞く」「話す」ことができなくなってしまったのです。
でも両親は希望を捨てなかった。
方々調べてヘレンのための家庭教師として、アンニー・サリヴァンとご縁がつな
がります。
このサリヴァンこそ、その後50年間もヘレンのよき半身となり、
後に作家マーク・トウエインが『19世紀の奇跡』と讃えた聖女です。
当時22歳のサリヴァン、7歳のヘレン。
サリヴァンは、まず最初に人形をヘレンに抱かせ、
指文字で「DOLL(人形)」という字をその掌に書きました。
ヘレンは何のことかわかりません。
しかし何度も何度も繰り返しているうちに、
それが自分の抱いているものの名前であることが次第にわかってきました。
サリヴァンはヘレンのことをよく観察し、ヘレンの興味を引き立てながら、
ひとつひとつ気の遠くなるような時間をかけて
独学によって知り得るすべてのものを教え授けていきます。
◇
1889年10月、
ヘレンはパーキンス盲学校に赴きます。
ここでヘレンは生まれて初めて自分と同年輩の多くの盲児と遊びます。
元気にはしゃぐ子供たちが、自分と同じ盲人であることを知った時の驚き、
しかも子供たちが実に幸福そうであること知ったヘレンの喜びは筆舌につくし難
く、
「私はどんなに生き甲斐を感じたことでしょう」と自伝で述べています。
そしてヘレン11歳の春。
一生忘れられない思い出の年になりました。
彼女が長い年月、何とかして話したいと念願していた、その悲願が達せられたの
です。
それまでは、一言でも声というものを発してみたいばかりに、
常に片手で自分の喉を押え、片手を唇にふれて声を出そうと努めていました。
サリヴァンの口の中に指を突っこんで話す時の舌の位置を知ろうと努め、
そのためサリヴァンが嘔吐したことも何度もありました。
ヘレンの自伝にはこうあります。
「私は最初に『It is warm today(今日は暖かです)』と自分には聞えないなが
らも、
声だけは発し得た時の驚きと喜びは、終生忘れ得ないことです。
それは聞き取りにくい言葉ではあった。
しかし正しく人間の言葉であった。
私はこれで永い間の苦悩から救い出された」
「今日は暖かです」
このたった一言を発することができたときの喜びを一生涯忘れられないというの
です。
◇
ヘレン17歳。
ヘレンはハーバード大学を希望し、その入学準備のためケンブリッジ市の女学校
に入学します。
ハーバード大学の当時の入学試験科目は英語、歴史、フランス語、ドイツ語、ラ
テン、ギリシャ両古典及び代数、幾何。
これをマスターしなければいけないのです。見る聞くができない状態でです!
サリヴァンもヘレンと一緒に女学校に登校して授業に同席し、
教師の教えるところをサリヴァンがそのまま指文字でヘレンに伝え、
また質問する時はヘレンが指文字でサリヴァンに伝え、
更にサリヴァンから教師に口でその意味を説明するという極めて不便な方法でで
した。
3年間の大学入学準備期間は、睡眠時間削り勉強し
点字本を読むための指頭からは血がふき出るほどだったそうです。
しかし、この苦労は報われます。
ハーバード大学附属のラッドクリフ女子大学入学できたのです!
卒業の年には、
ヘレンの講演会が開催されました。
壇上に進んだヘレンは、生まれてはじめて人前に立ち、
力一杯の声を張り上げたつもりでしたが、自分ではその声は聞こえません。
実際に喉から出た声は実に細く、側にいた人が辛うじてきき得る程度だったそう
。
それをその会の会長がそのまま大声で復唱して伝えたところ聴衆は感激。
演説を終って退場するヘレンに聴衆が殺到し、
交通巡査が出動するほどの大反響になりました。
◇
1歳9ヵ月で「見る」「聞く」「話す」ができなくなったヘレンケラーに
モノには名前があることからはじめ、言葉や代数、幾何まで教えることは
まさに不可能への挑戦だったと思います。
「今日は暖かですね」
この一言を発するだけでも10年の歳月がかかっている。
もう想像しただけで倒れそうになります。
サリヴァンへ
あなただって、あきらめたくなったことはきっと何度もあったよね。
1日かけて1mmも進まない。
1ヵ月かけても1mmも進まない。
私は人生を無駄してるのでは?
私は人生を無駄してるのでは?
そう自分に問うた日だってきっとあったよね。
だってあなたもまだ二十歳そこそこだったんだもんね。
友達と遊びに行きたい日だってきっとあったよね。
ヘレンへ
自分のためにこれほどの情熱をかけてくれるサリヴァンに対して
それでも進歩しない自分に絶望して、申し訳なくて死にたくなった日もきっとあ
ったよね。
なんで私は見えないの?聞こえないの?話せないの?
でも、どうして涙だけはでるの?
そう嘆いた日もきっとあったよね。
1日1mmすら進まない前進を50年間続けたサリヴァンとヘレン。
でも、その前進は僕らの心の伝説になったよ。
サリヴァンとヘレンへ。
あなたたちの人生は、僕らの勇気になった。
ありがとう!
◇
サリヴァンとともに、3重苦を乗り越えたヘレンケラーはこんな言葉を残していま
す。
「私は自分の障害を神に感謝しています。
私が自分を見出し、生涯の仕事、そして神を見つけることができたのも、
この障害を通してだったからです」
では最後に目にやきつけてください。
これがサリヴァンとヘレンケラー。ふたりが出会ってまもない頃の写真です。
→ http://sankei.jp.msn.com/photos/world/america/080306/amr0803061025009-p1.h
参考文献 http://www.helenkeller.or.jp/hkstory.htm
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