12日の夜、NHK総合TVでイチロー選手の特集を放送していました。
番組の中で、イチロー選手が、野球少年の素朴な質問に答えていました。
「どうしたら、チャンスに強くなれるんですか?」
イチロー選手の答えにしびれました。
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「苦しい経験、それと嬉しい経験、
その両方をたくさんすることです」
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今回は、このイチロー選手の言葉を心理学的に解説してみることにします。
◆ 行動の動機づけは、2つしかありません。
1.苦しみから逃れたい
2.もっと気持ちよくなりたい
そのどちらかがなければ、動物は行動を起こさないんです。
ですから、楽しい経験が、新しいチャンスを生み、
苦しい経験もまた、新しいチャンスを生み出します。
◆ チャンスはピンチでもあります。
このチャンスを逃したら、
もう二度と、同じチャンスは巡ってこないかもしれません。
このチャンスを逃したら、
もう二度と、はい上がれないかもしれないのです。
ですから、このチャンスをものにしようと、
プレッシャーを感じるわけです。
イチロー選手もWBCの決勝戦で、
それを感じたといいます。
自分一人の想いだけじゃない、
チームの想いだけじゃない、
日本全体の期待がのしかかっている重圧感。
それは、今まで体験したことがなかったほどの恐怖だったそうです。
つまり、チャンスの中にあるピンチを感じることができる人が、
チャンスをものにできるのです。
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