Wednesday, February 17, 2010

引き寄せの法則

引き寄せの法則は、簡単に言うと、
自分がイメージしたものは、良いものでも、
悪いものでも自分に引き寄せてしまう、というもの。



成功法則の世界では有名なナポレオンヒル博士の
『思考は現実化する』をはじめとして、
ずっと昔から言われ続けてきたことでもあります。

で、この引き寄せの法則について、一つだけひっかかる事があったのです。

というのは、引き寄せの法則では、
悪い事でもイメージするとその現実
を引き寄せてしまうといいます。



しかし、一方、ビジネスをはじめ、現実の世界では、
未来に起こりうる最悪の事態や悪い状況を想定して
準備する必要があります。



じゃあ、万一のために備えるべく、起こりうる悪い状況を
想像すると逆にその現実を引き寄せてしまうから、
そんなものは考えさえしない方が良いのか?



また、過去の経験から学ぶには、過去に失敗したときを
イメージしないといけません。



でも、そんなイメージをすると、引き寄せの法則で
また失敗するのか?



中には、マイナスのものは全てダメ、と
言っている人もいるようです。

しかし、そんなことを言っていたら、学習や成長は
無くなってしまいそうです。



実際、経験上、備えのためにイメージしたケースというのは、
起こらない事が多いでし、むしろ、想定しなかったとき、
備えていなかったとき、の方がそういう事が起こる気がします。



引き寄せの法則的に言うとマイナスは一切だめなのか?

それは本当か?

このことが、ずっと引っかかっていました。



そんな時、とある『引き寄せの法則』系の本にこう書いててありました。

『強い感情を持ってイメージしたものが現実化する』

そうです。



つまり、イメージしたものが何でもかんでも
現実化するわけではない
ということです。



自分の願望や、思いの中で現実化するものと
そうでないものの違いは、そこに強い感情を
込めたものだけということです。



これは、イメージしても現実化しない理由として、
プラスのものについてはよく言われる事なので、
知っていたのですが、これはマイナスにも当て
はまるのでは無いか?

そう気付いたのです。

そう考えるとかなり当てはまります。



将来の悪い方をイメージしてそれを不安がると、
そのイメージをひきつけますが、そのための対策を
打って不安がなくなると、その現実も無くなる。



過去の経験を思い出して、イライラしたり、悲しんだりすれば、
また同じような経験がやってくるが、そこに感情を移入しないで
冷静にそこから学び成長すれば、そこからステップアップできる。



つまり、将来の不安や過去の失敗には、感情移入せず、
非当事者意識でイメージし、対策を練ったり、
経験から学んだりすれば良いという事です。



そう解釈すると、自分の経験上も納得が行き、すっきりしました。



プラスのイメージをしようとしてもどうしても
マイナスのイメージが沸いて来るという方、
そんな自分を責めずに、そんな時は、マイナスには
非当事者意識で対応し、そんな自分も受け入れて下さい。



そして、過去からは学び、将来には備えて下さい。

逆に、プラスのイメージには、当事者意識で感情を移入し、
今、まさに経験しているかのようにイメージして下さい。

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