Sunday, February 28, 2010

■私たちの頭の中には、
一日に五万ほどの「考え」が浮かぶのだそうです。

常に答えの出ない質問ばかりを
自分にしてしまう習慣のついている人は、

極端なのことを言えば、
一日に五万の無駄な作業が潜在意識の中で発生していることになる。


そして、それは永遠に止まらないのだから、
次の日には十万になり、
その次の日には十五万になり…。

考えてみただけでゾッとしますよね?


いくら潜在意識の力が偉大だとはいっても、
そんなことでは健康的でハッピーな毎日を送ることが
できるはずがありません。


では、そういうボヤきが、習慣になってしまっている人、
癖になってしまっている人は、どうしたらいいのでしょう?

結論から言えば、
コツコツと新しい習慣に塗り替えていくしかない。


やっぱりそれしかないのです。


たとえば、
「どうしてボクは何をやってもダメなんでしょうか?」
と考えたり、口にしてしまっていることを、


「ボクには、何ならちゃんとできるでしょうか?」
というふうに言い換えてみる。

そうすると潜在意識も変わります。

本気でそう思えなくても、
言葉だけ意識して変えてみるだけで、変わってきます。



■けた外れに成功する人は、
失敗の数や規模もまた、
けた外れなのだということは、あなたもすでにご存じのはずです。


「やってれば、成功したかもしれない」

という甘い幻想に潜在意識のリソースを浪費するくらいなら、
むしろチャレンジして堂々と苦い失敗に直面したほうがいい。

いい結果が出ようと出まいと、
常に前進できる人というのは、
失敗のこの本当の意味が理解できている人なのです。



■時間という考え方は、
意識の世界の産物です。

潜在意識の世界には、時間というものがありません。

あえて言うなら、“今、この瞬間”しかないということです。


すでに過ぎ去った出来事も、“今、この瞬間”に、
あなたの目の前にパノラマのようにバーンと広がっている。


そんなイメージです。

ということは、過去も、未来も、
“今、この瞬間”のあなたによって
変えることができるということです。


過去に大失敗をした。


しかし、その後、歯を食いしばって立ち上がり、
大成功を収めることができた。

そんなとき、あなたは

「あの失敗があったからがんばることができた。
あの失敗こそが私に成功をもたらしてくれたのだ」

と感謝するのではないでしょうか?

でも、もし“今、この瞬間”のあなたが、
過去のつらい出来事に対して
苦々しい思いを抱いたまま、

そこから何も学ばないでいるのだとしたら、
その出来事は相変わらず“嫌な出来事”のままでしょう。

つまり、“今、この瞬間”のあなたによって、
過去の出来事の意味がまったく変わってしまうということです。

過去は、変えることができるのです。



■“根拠のない自信”などと言うと、
軽蔑を込めた表現として使われることが多いですが、

潜在意識的にみると、
根拠がないからこそ本物の自信なのです。

過去の実績などの根拠がある場合、
それは“今の自分の力”に自信があるというより、
“過去の実績”に自信があるということです。


実績があるなら、自信があっても当たり前です。

しかし、その当たり前の自信は
過去のものに対する自信です。

だから、実績がないのに、
今の自分の力に自信がもてるとしたら、
それこそが本物の自信だと言えるのです。

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